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【残暑見舞い】 |
残暑の厳しさには、スパイシーな食べ物で元気回復を。と、思い浮かんだのがカレー南蛮うどん。ダシとスパイスの深みが麺と絡まり、喉の奥で広がる刺激がたまりません。
「なんばん」というと唐辛子を想像しそうですが、元来は大阪・難波の「なんば」が転じたものであるということをご存知でしょうか。難波の近くで採れたネギ(長ネギ)を使うので「カレー・なんば」だそうで、今でも店によっては、あえて「なんば」の名称を用いているところも少なくないと聞きます。
このカレー南蛮うどんが生まれたのは、明治時代。当初は、日本人のセンスでは考えられない組み合わせに、「ゲテモノ」扱いされていたといいます。今でこそ大半のうどん店で扱っているほどメジャーですが、確かに、初めて試した人はチャレンジ精神が旺盛だったのだろうと想像できますよね。
厳しい暑さはもうしばらく続きます。食べ物で夏バテを回避するのに、あなたならどんな一品をチョイスしますか?