2021年09月01日(水)
【歳時記】秋の名物「新しょうがもち」がはじまりました
秋の名物「新しょうがもち」がはじまりました。
毎年秋に筥崎宮で催される「仲秋大祭 放生会」は、万物の生命をいくつしみ、殺生を戒める神事で、秋の実りに感謝をささげる祭りでもあります。今年も「放生会」は、神職による神事のみを行い、露天や舞台などの賑わい行事が中止されることとなりました。
秋の風物詩でもある、博多のまつり「放生会」に少しでもにぎわいを添えたいという想いで、本年も特別に博多人形師・中村弘峰氏作の特別な掛け紙の「新しょうがもち」をご用意いたしました。
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新しょうがもち
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9月から10月初めの短い時期にしか採れない新しょうがは、福岡筥崎宮の秋祭り「放生会」の名物です。
しょうがの風味が効いたお餅をなめらかなこしあんで包み、 甘煮した新しょうがを乗せました。秋とはいえまだまだ暑いこの時期、さっぱり召し上がっていただけます。
販売価格:3個入 540円(税込)/6個入 970円(税込)
販売場所:石村萬盛堂、お菓子のいしむら 店舗一覧はコチラ▶
販売期間:9月1日(水)~10月3日(日)まで ※お彼岸期間の9月20日~26日は除く
新しょうがもちのパッケージは、放生会の名物「新しょうが」「ちゃんぽん」「おはじき」をにぎやかに描いた、福博の秋の風物詩に思いを馳せた特別なデザインです。
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●新しょうが
筥崎宮の秋祭り「放生会」の名物で、葉っぱつきの新生姜を下げて歩く姿が見られます。
●ちゃんぽん(ビードロ)
筥崎宮の巫女さんたちが手作業で絵付けするガラス細工。江戸時代から続くとされる放生会の風物詩です。
●おはじき
悪災を “はじく” 縁起物として親しまれ、昭和54年より作られる博多はじきは、厄除けのお守りとされてきました。
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放生会は、どんたく、山笠とならんで博多の人にとって楽しみなお祭で、9月12日~18日の一週間、筥崎宮で行われます。
海岸に至る約1㎞の参道に700余りもの露店「高もん」と呼ばれた見せ物小屋が並び、大変な賑わいです。
そもそも放生会は、八幡宮の根源の社である宇佐八幡で、神亀元年(724)の託宣(神様のお告げ)によって、戦いで亡くなった隼人の霊を鎮めるために始められ、全国の八幡宮でもっとも大切な祭りと位置づけられています。筥崎八幡は延喜21年(921)の託宣によって、嘉穂郡の大分宮から箱崎の地に移座されますが、その理由の一つとして、箱崎が放生をするのにふさわしい地であることが述べられています。
放生はもともと仏教的行事ですので、明治維新の分離によって禁止され、放生会は「仲秋祭」と呼ばれるようになりました。
宇佐八幡では現在仲秋祭として行われていますが、筥崎宮では博多の人々が根強く「放生会」と呼び続け、昭和31年には、90年ぶりに亀や鳩、鯉などの生き物を放つ放生行事も復活し現在に至っています。
昭和46年に復活したちゃんぽん(ビードロ)も、さわやかな秋の音色を響かせます。来年は、放生会に伺えますように。
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